hăochī diary

食べて観て良いと思ったものの記録。時々旅行記やB級グルメ

【思いつき2泊3日直島の旅⑤】ベネッセハウスミュージアム

1日目のディナー後に夜11時まで入場できるベネッセハウス宿泊者特典を使ってベネッセハウスミュージアムに行きました。テラスレストランから徒歩10分程度の距離。

宿泊者はチェックイン時にリーフレットを渡されてそれがパスになります。滞在期間中ベネッセハウスミュージアムへは通いたい放題。通常の入場料は1050円のようです。

 

館内撮影禁止だったので写真なしです。

昼間は安田侃氏の「天秘」など屋外展示のものは接触と撮影可能なよう。。。

夜だからと撮らなかったけどせめても建物外観は写真に収めておけば良かったです!(後悔)

 

中は3フロアに分かれていて、入ってすぐあるだだっ広い円柱のホールのような空間に引き込まれました。

その空間の螺旋階段を下りて地下1階にいくとブルース・ナウマンの「100生きて死ね」に巡り会います。LIVEとDIEという相反する言葉を組み合わせたネオンがビカビカと光っている。。

天井がないように見える(突き抜けて吹き抜けになっている?)開放的な空間と、威圧的にも見えるネオンの作品が不思議とマッチしていたのが印象的でした。

 

そのまま地下1階を鑑賞。

一番大きな作品、柳幸典氏の「ザ・ワールド・フラッグ・アント・ファーム」をまじまじと鑑賞。

国旗が描かれた砂絵の中に蟻を飼育し、砂絵がボロボロになっていくという壮大なプロジェクトのような作品。。。

 

昼間にビーチで見かけたジェニファー・バートレットの「黄色と黒のボート」が再び屋内バージョンのように置いてありました。

同じ作者さんのアートが島中に点在していたりするのも直島の楽しいところ。

もっとアートに詳しい人なら、ファンのアーティストさんの作品をスタンプラリーのように見に行くのも良さそうです。

 

1階に上がるとまた嗜好の変わったエッジの利いたペインティングなどが多くなりました。

中でも一番際立っていたのはフロア中に設置されたリチャード・ロングの4つの作品。石や流木が円形に並べられていたり、どこか儀式的な雰囲気。

リーフレットによると4作品はロング氏ご本人が直島に滞在して自然の中を歩いて作成したものだそう。

直島、アーティストご本人が訪れて島に合わせて作品を制作するというパターンが多いですね。。。だからどの作品も唐突に置いてあっても嫌味がなく、自然に馴染んで共存しているものが多いのかしら。。

 

最後に2階に上がると外に出られるようになっていて、ミュージアムの立つ高台から波音と月光を堪能。

その空間にも大竹伸朗氏の「シップヤード・ワークス 船底と穴」が展示されていました。船底に開いた大きな穴から海を眺めるなんて少し変な感じで、、それが楽しかったです。

 

作品の近くに少しでも長く居たい方はベネッセハウス ミュージアムに宿泊するのでしょうか。。立地も景色が美しいので、私もいつかはこの棟に泊まって色んな時間帯に作品を眺めてみたりしたいものです。